我が家には、長年の未解決事件がありました。
部屋に、ときどき猫のうんちが落ちているのです。
トイレはちゃんとある。猫たちはトイレを使える。なのに、忘れたころに、ぽつんと1個。
たまにしか起きないので手がかりが少なく、真相がわかるまで、2〜3年かかりました。
第2の事件現場は、押し入れだった
猫たちは、押し入れで寝るのが好きです。
ある日、寝具を季節で入れ替えようとしたら、畳んだシーツの上に、乾いた茶色い物体がのっていました。
「……なんだろう?」
つまんで、観察してみました(今思えば、なぜ素手でつまんだのか)。
においはただよってこない。さすがに嗅ぐ勇気はない。でも、どう見てもアレのようだ。
ゲッと思いながらトイレに投げ込んで、流さずに眺めていたら――
だんだん溶けて、水が茶色くなりました。
うんこ確定です。
容疑者は2匹
我が家の猫は2匹。

- 先住の、黒い短毛の猫
- あとから来た、長毛のハチワレ猫
実は、犯人の目星はついていました。ハチワレのほうだろうと。
だって、黒猫だけの時代には、こんな事件は一度も起きなかったのですから(消去法)。
でも、証拠がない。現場を誰も見ていないのです。
そして、現行犯逮捕の日
その日は、突然きました。
部屋のほうから、普段聞きなれない「パタパタパタッ」という音がするのです。
見に行くと、ハチワレが――
後ろ足をブイの字に上げ、腰を落とし、肛門をじゅうたんにすりつけながら、前足だけで前進していました。
あの「パタパタパタッ」は、前足だけで進む足音だったのです。
その瞬間、思い出しました。前に見たことのある、犬が肛門を床にこすりつける動画。
「これか!」
犯人は、お前だったのか。
長年の謎が解けた瞬間なのに、あの真剣な顔で進む姿がおかしくて、笑ってしまいました。
調べてみたら、ちゃんと理由があった
あとで調べると、猫が肛門を床にこすりつけるのは「よくあること」だそうです。
特に長毛の猫は、おしりまわりの毛にうんちがくっつきやすいとのこと。
つまり、こういうことです。
- おしりの毛にコロコロうんちがつく
- 気持ち悪いので、床にすりつけて取る
- 取れたうんちが、部屋や押し入れに落ちている
3年間の謎、すべてつながりました。
幸い、うちの子は痛がったりかゆがったりする様子もなく、元気いっぱいです。
コロコロの乾いたうんちなので、被害が少ないのが、せめてもの救いでした。
※肛門を頻繁にこすりつける、おしりを気にしてなめ続ける、赤くなっている――そんなときは、肛門まわりのトラブルのこともあるそうです。続くようなら動物病院に相談してくださいね。
対策と、我が家のその後
長毛猫のおしりまわりの毛は、短くカットしてあげると付きにくくなるそうです。今度ためしてみます。
そして我が家は、ひとつの決断をしました。
じゅうたん、捨てます。
――と、決意して畳んでおいたら。

さっそく、爪とぎにされています。
けば立っているのは、猫の爪の跡。捨てる日まで、最後のご奉公です。
次は「拭ける床」にする計画です。その話は、また別の記事で。


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